みゃーの死

9月24日 我が家の愛猫みゃーが亡くなりました。

みゃーとの出会いは霊園に捨てられていたのを保護したのですが、当時は必死になってお客さんや私どもの足元にしがみつき、
愛想を振りまいていたというか助けを求めていたのでしょうね。

トラと言うこれまた霊園で保護した猫がいたものですからどうしたものかと思案しましたが、1匹ぐらい増えても大して変わらんだろうと家に連れ帰りました。

最初はトラにべったりでしてね〜一生懸命トラの毛づくろいをしてあげ、いやぁこちらから見ていてもトラが羨ましかったです…がある日を境に何があったのか突然拒否するようになり”どうしたんだよこっち来なよ”なんて誘うと威嚇して露骨に嫌な態度をするようになりました。
何だったんだろう?

トラが白血病で亡くなってからは家の中で一匹(ほかにポンがいましたが)自由気ままに過ごしておりました。

近頃は抱っこすると軽くなったなぁとは感じていましたが食欲もあり、うんちも一杯していたので…でも保護してから16年、たぶん17,8才にはなるので一緒にいる時間は長くないのだろうなと感じてはいたのですが亡くなる一週間前、帰って来たら今日ゲボ吐いたと相方から報告を受け抱っこしたら手足が冷たい…嫌な予感がしました。

案の定、次の日から食べなくなり、水をやっと飲むというかふらふらになりながらかごから這い出て飲もうとして居ました。

時折ゲボを吐き目を開いたままベッドで寝ているだけの状態になり、水も飲めずに4日頑張り、最後は静かに穏やかに抱っこしてたんですがホントに分からずいつの間にか息を引き取りました。

その日の夜は枕元に遺体の入ったかごを置き、最後の別れをしました。
この姿が無くなってしますのかと思うと悲しいというより寂しい気持ちで一杯でした。

翌日荼毘に付し、仕事柄多数のお骨を見てますがみゃーのお骨はその中でも余計な燃えカスのない綺麗なお骨でした。
”あ〜みゃーは全うして天国に昇って行ったのだなとお骨を拾いながら感じ、いくらか気持ちが楽になりました。

その日の夜はみゃーの死を弔おうと近くの馴染みのスナックに行きました。
焼酎水割りを飲みながらちょっとほろ酔い加減に…ここからはちょっとフィクションですが。
”お〜いババじゃないママ、惚れた女が死んだ夜は入れてくれ、キー一つ落としてな”
”あいよ”
”あーちょっと待って…たまにデュエットすっか、銀恋…銀恋入れてくれ”
”あらなんだべまず”
”こころの〜そこまで〜”ママに泣いた姿は見せられねえよな

店を出て空を見上げながら、いい女だったよな〜美人じゃないけど身ぎれいで仕草が色っぽかったよな。
帰りはいつも深夜だけど、いつも待っていてくれた。でもたまに隠れて探しだすと”あら見つかっちゃったわね”と甘えた声で…可愛げがあるんだな〜
寒くなると一緒に寝てたけど、布団に入る前はトイレを済ませてそそくさと2階の俺の部屋に上がってくるんだ。
寝たふりしてると最初は肉球で額をなでるの”ほら、はやくおいれよ”って更に無視してると爪を出してきて…鼻の穴に爪を入れられたときは”ヒェ〜”ってあん時は痛かったなぁ。

みゃーありがとな ホントにありがと
明日からまたドSの相方のつらい仕打ちが待っているけど、負けずに頑張るがらや〜見守っていてくれ!

来世では俺と一緒になってくれな〜  ”やなこったーもっと男を磨いてからお言いよ”  汗!

*後日抱き枕買ったけどやっぱりダメでした。




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