令和六年第二十二回ペット霊園「やすらぎ」塔婆供養




令和六年十月二十八日に合同慰霊祭(塔婆供養)を執り行いましたのでご報告いたします。

今年も河南町の箱泉寺(そうせんじ)の川村運快和尚に読経して頂きました。
当日は昨晩降った雨もやみ、曇天ではありましたが風も無く肌寒さも感じられないまずまずの日和となりました。

川村和尚の心地よい読経で、最初は合同墓地、個別墓地、埋葬塔“おやすみ”の順で読経して頂き、合同供養塚、火葬炉そして一番古いお骨が眠っている”永遠”を前に手を合わせ清めの言葉を唱えて頂きました。

お経の内容は、昨年と同じ内容ではありましたが、一番近しい所で家族を見守ってきた存在であろう子たちに対して供養なればという思いでお努めをされたそうです。

式が終わった後、お話をさせて頂くのですがお忙しい身であり10分程度の会話となりました。
去年と同じ質問ですが飼っていたペットと一緒にお墓に入りたいという方に対しての現時点での和尚の個人的な意見を聞かせて頂きました。

出来るだけ施主様に寄り添いたいなと思っており、先祖代々のお墓にペットのお骨を納骨されるのは絶対に駄目と言う事ではなく、その方が頑なに誇示する場合は譲らざらず得ないかと思っているそうです。

夫婦や自分個人のお墓であれば、家族同様に暮らしてきた存在であり一緒に納骨することに制限は無いのでは、という意見でした。

人の葬儀に関しても年々変わって来ているようで、コロナ以降は質素な葬儀が増えているそうです。
お通夜をしないケースもあり、近しい人たちだけで告別式だけを行う葬儀も増えているそうです。

和尚個人の意見ですが、それに対してどちらかと言うと肯定派でお通夜は宗教的な儀式は含まれていないのでご家族がしないというので有れば、分かりましたと承諾されるそうです。

和尚の大学の同級生の方で、仏教学の先生になってペットの往生の仕方を議論した事があったそうです。
その方が言うには、経典にペットは極楽浄土に行けないとは書いてない、そもそも動物の捉え方はどこにも書いてないと発表され、そうなると今までの動物に関する考え方を改めないといけないのかなと和尚も思ったそうです。

時代と共に人の考え方も変わり、石屋さん等からの提案などもあり、人の葬儀やペット供養に関して逆にこちらの方が取り残されないようにしないといけないのかなと感じる昨今だそうです。

それにしても一年早いですね。
ついこの間執り行ったと思ったら、もう今年の塔婆供養も終わってしまいました。

今年も後2ヶ月足らずとなり、あっという間にお正月が来てしまうのでしょうね。
災害、災難のない穏やかな日が続いてくれれば良いのですが・・・

今までは暑い日が続きましたが急に寒くなると体調を崩し易くなりますので、皆様お体を大切にご自愛くださいますよう。



第二十二回合同慰霊祭、塔婆供養画像

合同墓地の塔婆供養
個別墓地の塔婆供養
おやすみの塔婆供養
合同供養塚、火葬炉、"永遠”の供養


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